初めての一人暮らし、こんなとき、どうしたらいいの?
初めて一人で暮らしてみると、今までは家族がやってくれていて知らなかったこと、気づかなかったことが多くあることに気づきます。それをひとつひとつ自分の力で乗り越えていくうちに、一人暮らしへの自信がついたり、楽しさを感じたり。でも、引越直後はおそらく不安も大きく、誰かに助けを求めたくなることもあるかもしれません。
一人暮らしは、暮らしのすべてを自分の力で賄わなくてはなりません。でも、誰かに頼っていけないというわけではありません。一人暮らしを始めたばかりのころは、つい気負ってしまって、「一人で頑張らなくちゃ」と思いこんでしまいがちですが、困ったときは家族や友達に相談するのもひとつの手。誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちがすっと楽になることもありますよ。
ここでは初めての一人暮らしで「あれ、どうしたらいいんだろう」と考えてしまいがちなポイントをまとめてみました。知っておくだけで、不安な気持ちを和らげることができるのでは。
● ゴミ、どこにいつ捨てたらいいんだろう
あなたは引越先でのゴミの捨て方や収集日、また収集所を知っていますか。
一人暮らしでのトラブルとしてよくあるのがゴミの捨て方。分別がきちんとされていなかったり、収集日や時間が守られていなかったり、他のゴミ捨て場に勝手に捨てたり、本来収集所には捨てられないものを勝手に置いていたり。これらがいけないことだというのは当たり前のことですが、特に一人暮らしはルール違反をする人が多いと思われています。ゴミの分別方法や収集日は、その自治体のホームページや問い合わせをすることで確認できます。収集所の使い方は下見のときに確認したり、大家さんや不動産会社に問い合わせておきましょう。
また、引越時には、ゴミがたくさん出ます。引越後に出たゴミも集積所があふれんばかりに一気に捨てるのはマナー違反です。一度に大量のゴミを捨てる場合は、粗大ゴミとして扱わなければならないこともありますので、マナー違反にならないよう確認してください。
● 備え付けの設備が壊れたけど、直していいの?
まず答えから言うと、勝手に直さず、まずは大家さんや管理会社に連絡しましょう。『敷金トラブルに巻き込まれない暮らし方』でもお話ししていますが、もともと備え付けられていたエアコンや給湯器などが故障したとき、通常の使用であれば、大家さんの負担で修理をしてもらえます。
自分で勝手に業者を呼んで修理してしまった場合、どの程度の故障だったのか、また本当に修理が必要だったのか確認できず、費用は自分の負担になってしまうこともあります。付属設備の範囲や故障した際の連絡先などは、契約書に詳しく記載されていますので、困ったときは確認してみましょう。
なお、壊れたものを放置していたことで、修理もままならなくなってしまった場合、自分の責任になってしまうこともあります。故障に気づいたら、すぐに連絡をするようにしましょう。
● 隣の部屋がうるさい。どうしたらいい?
まずひとつ覚えておきたいのは、集合住宅に住む以上、近隣からの音が一切聞こえない部屋というのはありえないということ。また、よく知った家族が出す音は耳慣れていて気にならないことが多いのですが、見ず知らずの隣人が出す音は必要以上に気になってしまうことがあるということ。音の大きさというのは、人によって感じ方が大きく異なります。
このことを意識した上でも「あまりにうるさい」という場合は、まず大家さんや管理会社に相談をしてみましょう。うるさいからといって、いきなりドアや壁を叩いたり、怒鳴りこんだりするのは絶対にやめましょう。
また反対に、自分が注意される側になることもあります。特にこれまで一戸建てなどに住んでいた人は、今までよりも少し配慮が必要。足音やドアの開け閉め、テレビや音楽のボリュームなど、ごく普通に行っているつもりでも思った以上に響いていることがあります。注意されたときにもカッとならずに、改善するべき点がないか生活を見直してみましょう。
「スムーズな引越をするために」としてお届けしてきた、一人暮らしのための引越情報は今回で終わりとなります。
来月からは、「初めての一人暮らしに揃えたいもの」をテーマに、第一回目「初めての一人暮らし、何を買ったらいい?」として、一人暮らしの生活必需品の揃え方についてお届けします。どうぞ、お楽しみに。

- 一人暮らしアドバイザー&ライター。暮らしをテーマとしたコラムニスト。河野真希
- 2001年2月に、一人暮らし情報サイト『えんじょい ひとりぐらし』をオープン(http://singlelife.her.jp/)。
一人暮らしをする人、したい人が集い、生活の知恵などの情報交換を図る人気サイトになる。料理やインテリアなど、部屋まわりのことにとどまらず、マネーや物件探しまで、きめ細かくライフスタイルを提案。等身大のテーマが共感を得ている。
新聞、雑誌、WEBなど、各種メディアで連載、取材を多数受けている。