誰でもできる。簡単フラワーアレンジメント
私が友人や知人の部屋を訪れたとき、玄関やテーブルに花が活けられているのを見ると、その部屋に住む人の暮らしへの気遣いや、またおもてなしの心が強く感じられて嬉しく思います。でも、いざ自分がやろうとすると、お花を見栄えよく活けるというのは難しいもの。また、たくさん用意しようとすると、意外とお金がかかります。
そこでまずは一輪から、しかも身近にあるものを花器として使い、簡単に活けられる方法を紹介します。テーブルやインテリアを、文字通り華やかにしてくれる花を上手に使って、おもてなしを楽しみましょう。
● 一輪の花をグラスやカップに
花を活けるのは花瓶。そう思っている人も多いようですが、それにこだわる必要はありませんし、むしろ花瓶に活けるのはバランスが意外と難しい。花の量や種類によっても、合わない場合があります。そこで、使いたいのが普段使っているグラスやカップ、そして食器。
例えば、茎の長い花を口の広い花瓶に活けようとすると、傾いて恰好が悪い。そんなとき、平たいお皿に寝かして活けてみる。また、茎を花の根元で切ってしまい、水を張ったグラスに浮かべてみるのも素敵です。
手持ちの食器を使えば、たくさんの花瓶を揃えなくても、それだけでいろんな種類や形の花器として使えます。茶碗やお椀、丼など、自由に使って楽しんでみては。
● 観葉植物の葉っぱを切ってみる
あえて花を買ってこなくても、部屋に観葉植物があれば、その一部をちょんと切って、活けてみてはいかがでしょう。花でなくとも、グリーンも素敵なアレンジメントになります。
ちなみに、観葉植物は生命力が強いものが多く、種類によっては、水を入れ替えているだけで根が生えてきて、そのまま水耕栽培として育てられることがあります。飾ったあとも引き続き楽しむことができますよ。
さて、次回は、「豪華なのに簡単。ホームパーティメニュー」として、簡単に作れて、みんなが大満足のパーティレシピを紹介します。どうぞ、お楽しみに。
- 一人暮らしアドバイザー&ライター。暮らしをテーマとしたコラムニスト。河野真希
- 2001年2月に、一人暮らし情報サイト『えんじょい ひとりぐらし』をオープン(http://singlelife.her.jp/)。
一人暮らしをする人、したい人が集い、生活の知恵などの情報交換を図る人気サイトになる。料理やインテリアなど、部屋まわりのことにとどまらず、マネーや物件探しまで、きめ細かくライフスタイルを提案。等身大のテーマが共感を得ている。
新聞、雑誌、WEBなど、各種メディアで連載、取材を多数受けている。