どの部屋がいいか迷ってしまったら...

2009年11月30日 (月)

091130.jpg時に部屋探しは、恋人探しに例えられることがあります。一方が気に入っても、もう一方には相手がいることもある。100%完璧を求めると、いつまで経っても見つからず、かといって分不相応に無理をしてお付き合いすれば、居心地が悪かったりもする。また、一生懸命探しているうちは見つからないのに、ふとした瞬間にぴったりとフィーリングが合う相手に出会うこともあるし、迷っているうちに他の人に取られてしまうこともある...。

部屋探しに迷っている人は、自分の恋愛観と重ね合わせてみると、意外と納得するところもあるのでは!? とはいえ、期限のある部屋探しはそういつまでも悩んでいる時間はありませんよ。


● 予算オーバーの物件は見ないのがベター

部屋探しの基本条件は、この4つ」でもお伝えしましたが、家賃の目安は収入の1/3。収入の額にもよりますが、それを越えていくと、生活を切り詰めるようになってしまいます。

予算を決めたら、できるだけその範囲内の部屋だけを下見しましょう。やや高めの部屋も勧められるかもしれませんが、多くの場合、家賃が高くなれば、その分新しかったり、設備が充実していたりして、そちらに住みたくなってしまいます。誘惑に負けないためには、最初から見ないのが吉です。

● 最初に決めた優先順位に立ち返ろう

それぞれの部屋には良い点、悪い点があります。「この部屋はここがいいけれ、あの部屋はあそこがよかった。どっちにしたらいいだろう」と迷ってしまうのはよくあること。そんなとき、最初に決めた優先順位をもう一度思い出してください。

駅から近いけれど、やや築年数が経ったAの物件と、新築だけれど、駅から遠いBで迷っているとき、最初にあなたが「残業が多く、夜遅くなるので駅から近いのがいい」と考えていたのならば、Aを選んだ方が生活スタイルに合う場合が多いでしょう。

● あとから見直せる記録を残して

時間の都合で一度に多くの部屋を下見しなければならない場合もありますが、できるなら一日で5軒程度に押さえておくのがおすすめです。それ以上では見落としなどが増えることも。

ただ、遠方からの部屋探しなどで、どうしてもたくさん見なくてはならないときは、写真やメモをきっちりと取って。細かい部分などは一度見ただけでは覚えられるものではありませんし、いくつも見ているうちに記憶があいまいになりがちです。その場で決められないときも、記録があれば、あとから振りかえって、じっくりと選ぶことができます。

● 「ここに住みたい!」という直感を大切に

冒頭で部屋探しは恋人探しと言いましたが、どちらも最後に決め手となるのは直感です。自分の求めていた条件を100%押さえていなくとも、「ここに住みたい!」「この部屋、居心地がいい」「なんか好き」といったフィーリングが合う部屋というのがあるもの。

ちなみに、私も初めての一人暮らしで住んだ部屋は、築年数の経ったオンボロアパートで、当初描いていたイメージとはだいぶん違ったのですが、入った瞬間に「ここだ!」と思うところがありました。実際そこでの暮らしも、とても楽しいものになりましたよ。


さて、次回は、「部屋が決まったら、次はいざ契約!」として、部屋を借りるときに行わなくてはならない賃貸契約の話をお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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