自分が招かれたときは、どうしたらいい?
自分がホストのホームパーティとは、ちょっと違う気遣いが必要なのがご招待を受けたとき。自分自身が楽しむだけでなく、招いてくださった方の負担が大きくならないよう、また参加するみんなが気持ちよく過ごせるよう配慮したいものです。
仲間との気軽な家飲みであれば、あまり考えすぎずに普段の付き合いの延長で過ごせばいいですが、それでも親しき仲にも礼儀あり。お酒が入るときもあるので、みんなを不愉快にさせるような態度や行動には十分気をつけて。
● みんなで食べられる・飲める手土産を持参して
「手ぶらでいいですよ」と言われたときでも、みんなで食べたり、飲んだりできる手土産を持っていくのがマナーです。「みんなで食べてみたかったから」「自分が好きなお酒だから」と一言添えて、そのパーティで消費できるものを持っていきましょう。
時として、かかった費用をすべて割り勘にするなど、本当に何も持っていかない方が自然な場合ありますが、稀でしょう。そんなときにも、場所を提供してくれたホストのためへの手土産があると喜ばれますよ。
● 早すぎず、遅すぎず。時間を守ろう
お家を訪問するときは、到着が早すぎるのも、遅すぎるのも避けたいもの。早すぎては準備が間に合っていないことがあるますし、遅すぎては盛り上がっているところを中断させてしまうことにもなりかねません。できるだけ予定の時間ちょうどに着くようにし、もし早かったり遅れたりするときは、電話やメールで事前に連絡を入れるようにしましょう。
● みんなで盛り上げる、楽しむ
参加者みんなが親しい間柄なら気にする必要はありませんが、時に知っている人ばかりではないホームパーティもあるでしょう。初めて会う人とすぐに馴染みにくいという人もいるかもしれませんが、まずは笑顔であいさつをし、自己紹介を。知らない人ばかりで楽しめないと、一人でつまらなそうにするのはNGです。
初対面の人にもできるだけ積極的に自分から話しかけるようにし、内輪話にならないよう、みんながわかるような話題を振って。ホームパーティを盛り上げるのはホストだけでなく、参加者全員だということをお忘れなく。
● カジュアルなパーティは、お手伝いも積極的に
親しい仲間とのパーティであれば、事前の準備や後片付けも積極的にお手伝いを。「何かお手伝いできることは?」と声をかけ、ホストの了承が得られたら、一緒にキッチンに立って料理をしたり、運んだりしましょう。また、使った食器なども、参加者が洗って帰ると、あとの片づけがラクになり、ホストに喜ばれることも。
ただし、キッチンを他の人に使われるのが苦手という人もいます。断れれたら無理強いせず、おまかせして。
「一人暮らしのホームパーティ」としてお届けしてきた、ホームパーティ・家飲みの楽しみ方については今回で終わりとなります。
来月からは、「一人暮らしのコンビニ利用術」をテーマに、第一回目「一人暮らしの強い味方・コンビニエンスストア」として、忙しい一人暮らしだからこそ利用したい便利なコンビニのサービスを紹介します。どうぞ、お楽しみに。
- 一人暮らしアドバイザー&ライター。暮らしをテーマとしたコラムニスト。河野真希
- 2001年2月に、一人暮らし情報サイト『えんじょい ひとりぐらし』をオープン(http://singlelife.her.jp/)。
一人暮らしをする人、したい人が集い、生活の知恵などの情報交換を図る人気サイトになる。料理やインテリアなど、部屋まわりのことにとどまらず、マネーや物件探しまで、きめ細かくライフスタイルを提案。等身大のテーマが共感を得ている。
新聞、雑誌、WEBなど、各種メディアで連載、取材を多数受けている。