火事になったら?-火元編

2010年12月31日 (金)

火事もしも自分が原因で火事を起こしてしまったら、どうなるのでしょうか。絶対に避けたいことですが、万が一のために知っておきたいことです。


● 賃貸住宅で火事を起こしてしまったら

部屋を借りるとき、火災保険に加入したかどうかを覚えていますか。賃貸契約にあたって、火災保険に加入することが必須となっていることがほとんどだと思います。では、その保険では、どういった場合に適用されるのでしょうか。

火災保険といっても、火事に遭ったときにだけでなく、台風や落雷などの災害、また保険の種類によっては盗難や水害、破損・汚損などにも補償がされることがあります。

もし賃貸住宅で出火し、損害を与えてしまった場合、賃貸住宅では借りた部屋を元通りにしてから退去する「原状回復義務(詳しくは『どうして敷金が戻ってこないの?』をご覧ください)」があり、大家さんに対する賠償責任が生じます。ただし、加入している火災保険に「借家人賠償責任担保特約」という特約がついていないと、その部屋の修理など元に戻すための補償はなされず、その費用を自分で負担しなければなりません。

自分が加入している保険がどういった内容になっているか、保険証書を確認してください。また、「借家人賠償責任担保特約」は単体では加入できないため、火災保険に付帯することをおすすめします。


● 隣の部屋が延焼してしまったら

もしも自分が原因で火災を発生させ、隣の部屋まで延焼してしまったら、どうなるのでしょうか。

賃貸住宅で出火してしまった場合、大家さんに対しての賠償責任があります。ただし、失火の責任に関する法律により重大な過失がない限り、隣人に対しての責任は生じません。つまり、隣人が起こした火災で自分の家財が消失してしまっても、賠償はされないということです。

ただし、重大な過失として認められれば、類焼させた隣家に対する賠償も発生します。例えば、天ぷら油をかけたままその場を離れたり、ストーブをつけたまま寝てしまったり、寝タバコなどは、重過失として認定された判例もあります。

万が一隣人からのもらい火で、隣人に重大な過失がなく、自分の部屋が被害に遭ったとき、隣人にはそれを賠償する責任はありませんが、自分には大家さんに対する原状回復義務が生じます。そのため、先ほどもお伝えしたとおり、借家人賠償責任担保特約付きの火災保険に加入していないと、部屋をなくした上に大きな負債を背負うことになりかねませんので、注意してください。


さて、年内の更新は今回が最後です。
さて、次回は、「泥棒に入られたら-狙われる部屋編」として、泥棒に狙われやすい部屋についてまとめます。次回の更新は1/5(水)を予定しています。どうぞ、お楽しみに。そして、みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

テーマ: