朝ご飯を作ってみよう
朝ご飯を食べた方がいいのはわかっている。朝ご飯を食べる時間があるなら、その分寝ていたい。特に寒い季節になると、この気持ちはよくわかります。気持ちはわかりますが、それでも食べてほしいのが朝ご飯。食事をすることで、心や頭に「一日が始まりますよ」と知らせることになり、午前中からしゃきっと過ごすことができるようになります。
● 「朝は食べたくない」のだったら...
理想は早起きをして、お腹が空いたことを意識してから栄養バランスが整った食事をすることですが、そうはいっても、それまでついた習慣を簡単に変えるのは難しいものです。
朝起きるのが難しければ、家を出たあと、仕事や学校が始まる前でもいいので、何か食べることを心がけて。朝はお腹が空かないという人も、野菜ジュースやフルーツ、ヨーグルト、栄養補助食品など、口にしやすいものから食べる習慣をつけることが大切です。
朝ご飯には甘いものも食べすぎなければOK。血糖値が上がって元気になれますし、ダイエットを気にする人にとっては、夜食べるよりも太りません。
● 「朝ご飯を作るのは面倒」のだったら...
火や包丁を使わず、調理器具などの洗い物を減らして作るだけで、その負担は半減します。冷凍食品やレトルトを活用するのも◎。手作りにこだわりたいなら、『シンプルスープで野菜を食べる』で紹介したスープを作り置きし、温めなおすだけなら、朝でも簡単に栄養バランスのよい食事を用意できます。また、こんなレシピもおすすめです。
・ 電子レンジでスクランブルエッグ
とき卵に冷凍のミックスベジタブルととろけるチーズ、砂糖、塩こしょう、牛乳を加え、電子レンジで30秒加熱。いったん取り出して、かき混ぜ、さらに30秒加熱したら、できあがり。
・ わかめスープ
カップに乾燥わかめと白ゴマ、顆粒鶏ガラスープのもとと醤油を加え、熱湯を注ぎます。あれば、アサツキをちらしたら、できあがり。1
さて、次回は、「朝ご飯を作ってみよう」として、一人暮らしだとつい抜いてしまいがちな朝食をチャチャッと作る方法、食べる方法を紹介します。どうぞ、お楽しみに。
- 一人暮らしアドバイザー&ライター。暮らしをテーマとしたコラムニスト。河野真希
- 2001年2月に、一人暮らし情報サイト『えんじょい ひとりぐらし』をオープン(http://singlelife.her.jp/)。
一人暮らしをする人、したい人が集い、生活の知恵などの情報交換を図る人気サイトになる。料理やインテリアなど、部屋まわりのことにとどまらず、マネーや物件探しまで、きめ細かくライフスタイルを提案。等身大のテーマが共感を得ている。
新聞、雑誌、WEBなど、各種メディアで連載、取材を多数受けている。