知っておきたい洗濯の基本 つけ置き洗い・拭き洗い編

2010年08月16日 (月)

つけ置き洗い洗濯機で洗えそうにない洋服があると、「ドライマークもついているし、面倒だからクリーニング屋さんに持っていけばいいか...」という人いませんか。実は、私も一人暮らしを始めてすぐのころは、洗濯表示を見ることもなかったし、ドライマークがついていると、なんでもかんでもクリーニング店にお願いしていました。でも、そうすると、ビックリするような支払額になることも。

つけ置き洗いや拭き洗いの方法を覚えておくと、自分でも洗濯できる洋服がぐんと増えます。衣替えの前の洗濯はクリーニング店にお任せしてキレイな状態で保管するにしても、シーズン半ばのお手入れを自分でまめにすると、洋服も傷みにくく長持ちするし、お財布にも負担が少なくてすみますよ。


● つけ置き洗い

水にぬらすことはできるけれど、力を加えると、型くずれしてしまうような素材や形の衣類にあった洗濯方法です。静かに洗剤の力で汚れを浮かび上がらせます。セーターやダウンジャケットなどドライマークのついている衣類でも、生地を傷めずに洗うことができます。

洗い桶に水を入れ、中性洗剤を指定量入れてかき混ぜておきます。たたんだ衣類を沈めて、15分待ちます。たたんだままの衣類をそのまま洗濯機に入れて、15~30秒ほど脱水。桶の水を替えて、さらに1分ほどつけ置きます。再度、脱水とつけ置きを繰り返したあと、陰干しします。


● ふき洗い

フェイクファーやフェイクレザー、本革などは、ふき洗いで汚れを落としましょう。

手洗い用の濃度に薄めた中性洗剤液を作り、柔らかい布に含ませ、軽く絞ります。全体をよくふいたあと、洗剤分が残らないように水で絞った布で何度かふきます。最後に乾いた布で水分をふき取って、陰干しします。ファーの場合は、毛束ができないように完全に乾く前に服用ブラシでブラッシングをしましょう。

本革の場合は、まず水で固く絞った布でふいてみてください。水をはじくようなら表面加工がしてありますので、中性洗剤で汚れを落とせます。


さて、次回は、「知っておきたい洗濯の基本 干し方編」として、しわやニオイを残さない気持ちよく乾かす干し方についてお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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