実野菜の冷凍保存&解凍方法

2010年06月18日 (金)

トマト『葉野菜の冷凍保存&解凍方法』で、野菜は水分が多く含まれるため、そのまま冷凍保存するのが難しいと言いました。これから旬を迎えるトマトやキュウリ、ナスなどの夏野菜も水分を多く含むため、そのままでは元々の味や食感とは異なるものとなってしまいます。でも、そこで一工夫。いったん加熱調理してから冷凍保存するか、凍ったまま加熱調理することで、美味しく食べることができるものもあるんです。

暑くなると、食べ物の足も速くなります。せっかく買ってきた食材を無駄にすることなく、冷凍保存のテクニックで最後まで美味しく食べ切りましょう。


● 実野菜の冷凍保存&解凍方法

□ トマト
トマトをそのまま冷凍した場合、解凍後同じ状態にはなりませんが、煮込み料理やスープなど、つぶしてしまう食べ方なら、生のものと変わりなく美味しく食べられます。面倒なトマトの皮の湯剥きも一度凍らせて半解凍した時点で行うと簡単に。
また、トマトがたくさん余ったとき、トマトソースにしたあと、冷凍するのがおすすめ。電子レンジで解凍すれば、パスタなどのソースになります。

□ かぼちゃ
種をとり、適当な大きさに切り、茹でて(電子レンジで加熱でも可)から冷凍。実をつぶして冷凍しておくと、かぼちゃサラダやコロッケなどに使えます。電子レンジで解凍し、調理。スープやお味噌汁などには、そのままで使えます。

□ ナス
薄く切ってから焼いたり、乱切りにして素揚げしたり、加熱調理したものを冷凍します。水気はよく拭っておくのがポイント。電子レンジで解凍し、調理。炒め物や煮物など、そのまま調理することもできます。

□ きゅうり
薄い輪切りにし、軽く塩もみをして、小分けにして冷凍します。酢の物やサラダなどに、自然解凍して使います。歯ごたえなどの食感はやや落ちます。
 
□ とうもろこし
茹でてから冷凍。粒をはずして、小分けにしておくと便利です。電子レンジもしくは自然解凍で。スープや炒め物などには、そのまま調理できます。


● こんな実野菜は冷凍に向かない

ピーマンは加熱してから冷凍しても、解凍すると、食感も味も変わってしまい、美味しくありません。細かく刻んで、スープなどの彩りにする程度ならOK。


さて、次回は、「香味野菜の冷凍保存&解凍方法」として、余ってしまいがちなにんにくやしょうが、ネギなどの香味野菜の冷凍保存と解凍の方法についてお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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