モッタイナイを作らない。冷凍保存のコツ

2010年05月28日 (金)

冷蔵庫一人暮らしで自炊生活をしたいのなら、ぜひ覚えておきたいのが冷凍保存のテクニックです。一人分のご飯では使い切れなった食材の保存期間を延ばすのはもちろん、日々の料理の手間や時間を省くのにも役立ちます。

私の場合、職場に持っていくお弁当を作るのに、冷凍保存は欠かせませんでした。普段の食事から多めに作っておくようにし、小分けにして冷凍保存。準備に忙しい朝は電子レンジで、次々と解凍、詰めていくだけ。簡単にお弁当が完成してしまうんです。食費の節約にもつながります。

冷凍保存をマスターし、食材もお金も時間も手間も、すべての無駄をなくしましょう。


● すぐに使わないなら、早めに冷凍

すぐに使う見通しのない食材や、食べる予定のない料理などで冷凍できるものは、できるだけ早く冷凍保存を。賞味期限ギリギリになってからよりも、味や風味がよく保存できます。


● 小分けにして冷凍

冷凍したものを解凍したら、使い切ってしまうことが大事。冷凍しなおすのは、衛生上よくありません。そのため、食材は一度に使いきれる分ずつ、小分けにして冷凍するのがおすすめ。一人分の料理にも便利です。


● 日付や内容物をわかりやすく

冷凍すれば冷蔵よりも長く保存ができますが、それでも次第に鮮度は落ちていきます。美味しく、かつ衛生的に食べるためには、保存した日にちを書き、古くなる前に食べ切りましょう。また、肉類などは凍ってしまうと、種類や形状などがわかりにくくなります。日付と一緒に何が入っているのかも書いておきます。


● フリージングバッグ・容器などを活用

フリージングバッグや容器など冷凍保存を目的としたものを上手に利用すると、使いやすく美味しく保存できます。ご飯用、干物用など、保存するものに合わせた作りで、日付の設定などができる便利グッズは、100円ショップでも見つけることができます。


● 空気に触れさせないように

鮮度や味、風味が落ちるのを遅らせるためには、できるだけ空気に触れさせないことが大切です。保存をするときは、ラップやビニール、保存バッグ内の空気をしっかり抜くようにしましょう。

なお、スーパーのトレイのまま保存するのはNG。トレイとラップの間に空気で鮮度が落ちてしまいます。ラップに包みなおし、冷凍用バッグに詰めて保存しましょう。


● 熱いものは冷ましてから

熱いものを保存するときには、常温まで冷ましてから冷凍庫へ。その熱が周りの食品に影響を及ぼしてしまうためです。いったん解けてから、もう一度冷凍するということを繰り返すと、食材の傷みが早く進みます。

ただし、ラップや保存バッグなどには熱いうちに包んだ方が美味しく食べられます。冷めてからでは、すでに食品の含まれていたはずの水蒸気が飛んでしまっており、解凍した時点でパサパサになってしまい、美味しく食べられないこともあります。


● 金属のトレイですばやく冷凍

美味しく、衛生的に保存するためには、できるだけ短時間で一気に冷凍することが大切ですそこで利用したいのが、金属のトレイ。冷凍するものはできるだけ薄く包み、金属トレイを敷いた上に並べると、急速に冷凍することができます。アルミホイルでも代用可能です。


さて、次回は、「米・パン・麺の冷凍保存&解凍方法」として、具体的な食材ごとの冷凍保存の方法についてお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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