いつでも来客OKの片づけのコツ 掃除編
「一人暮らしを始めたら、恋人や友達を部屋に招きたい」と思っていたものの、暮らし始めると、「なんだか部屋が片付かなくて、なかなか呼ぶことができない」と思っていませんか。
もちろん日々の掃除は大切です。でも、掃除はちゃんとしているのに、なんだか雑然とした印象を受けるなら、こんなところに気をつけて片付けてみましょう。ちょっとしたことで、きちんと片づいた部屋に変わりますよ。
● 水周り、光るものに手をかけて
急な来客で時間がない! そんなときは、まずトイレや洗面所、キッチンなど水回りの掃除を優先して。水周りは水あかやカビが発生したり、髪の毛などのゴミも落ちやすく汚れやすい場所ですが、こういった汚れは他のゴミに比べても、不衛生で不快に感じやすいもの。逆に、水周りがきちんと掃除されていると、とても良い印象を与えます。
また、蛇口などの金属部分や鏡などの曇りを取り、きちんと光らせると、掃除が行き届いた印象になります。汚れを落としたあと、乾いたタオルで磨き上げてみましょう。清潔感が生まれますよ。
● お客さんの視線で歩いてみよう
来客の前にぜひ一度やっておきたいのが、自分がお客さんになったつもりで、いったん部屋の外に出て、玄関前から玄関、部屋、キッチン、トイレなどを実際に歩いてみること。ちゃんと掃除をしたつもりでも、そのときには気づかなかった汚れや散らかりが目につくことがあります。
また、見落としがちなのがゴミ箱のゴミ。いくらゴミ箱の中とはいえ、山盛りのゴミというのはあまり見栄えがよくありません。あふれるほど溜まってしまっていたら、ゴミ袋にまとめてベランダなどに出しておくと、部屋がすっきりしますよ。
● とにかく真っすぐ、きちんと並べる
あと5分で行くから。もしも突然そんなふうに言われて、誰かが部屋にやってくることになったとき、掃除機を引っ張り出して掃除をするよりも先に、とにかくモノを仕舞って、仕舞い切れなかったら、真っすぐ、きちんと並べることを心がけてみましょう。
例えば、床に洋服と本、リモコン、クッションが散らばっていたとします。収納にしまえればベストですが、それも無理なら、とりあえず洋服はハンガーにかけ吊るし、本は重ねて部屋の隅に積み、リモコンはテーブルの上にきちんと並べ、クッションも壁やベッドなどに立てかけて置く。これだけでも部屋の印象はぐっと変わります。
さて、次回は、「いつでも来客OKの片づけのコツ 飾りつけ編」として、片づけからもう一歩進んで、センスよく居心地の良い部屋にするためのヒントをお届けします。どうぞ、お楽しみに。
- 一人暮らしアドバイザー&ライター。暮らしをテーマとしたコラムニスト。河野真希
- 2001年2月に、一人暮らし情報サイト『えんじょい ひとりぐらし』をオープン(http://singlelife.her.jp/)。
一人暮らしをする人、したい人が集い、生活の知恵などの情報交換を図る人気サイトになる。料理やインテリアなど、部屋まわりのことにとどまらず、マネーや物件探しまで、きめ細かくライフスタイルを提案。等身大のテーマが共感を得ている。
新聞、雑誌、WEBなど、各種メディアで連載、取材を多数受けている。