簡単&リーズナブルに楽しむ模様替え
一人暮らしも長くなってくると、「部屋の印象を変えたい」「模様替えをしてみたい」という気になってくるもの。とはいえ、大がかりに家具やレイアウトを変えるとなると、「一人で大きな家具を動かすのは無理かも...」「新しい家具を買うのはお金がかかる...」と躊躇してしまいがちです。
そんなとき、季節や気分に合わせて、もっと気軽に、そしてリーズナブルに。一人暮らしにぴったりのプチ模様替えはいかがでしょう。
● ファブリックで印象をがらりと変える
大きな家具を移動させてレイアウトまで変えようとするのは大変。でも、部屋にあるファブリック(布物)を変えると、それだけでインテリアの印象が大きく変わります。特にカーテンやラグ、ベッドカバーなど、大きな面積を占めるものが効果的。
例えば、春は柔らかなパステルカラーのカーテンをかけ、夏になったら暑さをトーンダウンしてくれる藍染めのカーテンにチェンジ。夏は畳に使われているい草のラグで見た目も感触も涼しさを演出し、寒さを感じるころにはファーなどの毛足の長いラグで暖かい印象にする...。
買い換えの難しい家電やパソコンなど、インテリアから浮きがちな電化製品をファブリックでカバーするのも、簡単模様替えのテクニックのひとつです。
● おすすめ! 壁をデコレートできるウォールシール
最近、一人暮らしに人気なのがウォールシール・インテリアステッカー。植物や動物、季節のモチーフなどをかたどったシールで、窓や壁などに貼って、まるでキャンバスのように楽しめます。その後はがして貼りなおすことができるものもあり、壁を傷つけるのが心配な賃貸住宅でも使いやすい。
例えば、テレビの上に猫や犬などの動物が座っているように貼ってみたり、シンプルなトイレの便座のフタにツタが絡まるように貼ってみたり、照明に蝶が集まっているかのように天井に貼ってみたり。
簡単かつリーズナブルに、壁紙を張り替えたようにインテリアを楽しむことができます。アイディア次第で、部屋作りの可能性が広がります。
さて、次回は、「いつでも来客OKの片づけのコツ 掃除編」として、急なお客様でも慌てない、簡単お片付けテクニックをお届けします。どうぞ、お楽しみに。
- 一人暮らしアドバイザー&ライター。暮らしをテーマとしたコラムニスト。河野真希
- 2001年2月に、一人暮らし情報サイト『えんじょい ひとりぐらし』をオープン(http://singlelife.her.jp/)。
一人暮らしをする人、したい人が集い、生活の知恵などの情報交換を図る人気サイトになる。料理やインテリアなど、部屋まわりのことにとどまらず、マネーや物件探しまで、きめ細かくライフスタイルを提案。等身大のテーマが共感を得ている。
新聞、雑誌、WEBなど、各種メディアで連載、取材を多数受けている。