新生活を快適に始める荷ほどきのテクニック

2010年02月17日 (水)

収納すべての荷物が新居に運び込まれて、「ようやく終わった~」と一心地つきたいところですが、残念ながら引越作業は山場をちょっと越えたといったところでしょうか。さぁ、次は荷ほどきです。

一人暮らし経験者に聞くと、運び込んだ荷物の荷ほどきがその日のうちに終わったという人は少なく、多くが1週間から1ヶ月ほどかけて終わらせるようです。なかには、「もう何年も暮らしているけれど、実はまだ開けていない段ボールがある...」という人も。

一人で片付けるには大変な荷ほどきですが、いつまでも段ボールに囲まれた生活というのも考えもの。休日などはできるだけ予定を入れず、片づけに専念できるようにしましょう。


□ 大きな家具をまず配置しよう

荷ほどきの前に大事なのが大きな家具の配置です。荷物を収納したあとで動かすのは一大事。二度手間になってしまいます。また、必要な組み立てがあるならば、先に済ませて、決めた場所へ。一人では大変なので、引越業者や手伝いの人がいるうちにやってしまいましょう。

□ 収納場所を作ろう

収納スペースを有効に使うには、押し入れやクローゼットなどに棚を入れたり、引き出しに収納ケースを用意したりして、使いやすく仕切ることが大事です。手持ちの収納用具があるならば、段ボールを開ける前に設置しましょう。

□ 荷物はそれが必要な場所に運ぼう

運び込まれた段ボールは、とりあえず一箇所に積み上げられているかもしれませんが、その場で開けてしまわず、まずは必要な場所に運びましょう。キッチン用具ならキッチンへ、バスグッズならお風呂場へ、洋服ならクローゼットの前へ。そうすることで無駄な動きが減らせます。

□ すぐに使うものから開けていこう

すぐに新生活に必要となるものから荷ほどきしていきます。例えば、学校や仕事に必要な教材や書類、スーツなど、洗面用具やトイレ用品、テレビやエアコンのリモコンなども先に使えると便利でしょう。こういったものは、できれば荷造りのときにひとまとめにして、すぐに使えるようにしておくと安心です。

□ 使いやすさ、動きやすさを考えて

荷ほどきをした荷物を片付けるとき、とにかく段ボールを減らしたい一心なのもわかりますが、今後の生活を想像しながら、どこから開けていくか、どこにしまうかに少し気を配ってみましょう。例えば、出入りがしやすいように玄関周りの荷物を先に開けたり、頻繁に使うものを手前にしまったり。初めての一人暮らしでは難しいかもしれませんが、その後の生活に意識を向けるだけで、やみくもに片付けようとするよりスムーズに動けるはずです。

□ 段ボールを開けるのはひとつずつ

たくさんの段ボールがあると、こっちを開けては全部を片付けないまま、次の段ボールに手をつけてしまいがち。でも、そうすると、気がついたら中途半端にモノが残った段ボールが散乱して、収集のつかない状態になることがあります。ひとつ段ボールを開けたら、その中のものを片付けて、つぶしてしまってから次へ進むようにしましょう。


さて、次回は、「引越したら、ほっと一息の前にまず確認」として、引越したら、その日のうちにやっておきたいことをお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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