覚えておきたい荷造りの基本テクニック

2010年02月03日 (水)

荷作り荷造りの目的は、段ボールなどに荷物を入れることで、引越当日に運ぶ数を減らすことにあります。でも、むやみやたらと段ボールに詰め込んでは、中身が壊れてしまう危険があります。また、いくら荷物の数を減らしたいからといって、重たいものばかりを大きな箱にギュウギュウ詰め込んでは、運べないだけでなく、段ボールそのものが破けてしまう危険も。

ちなみに、私の引越でのお話しですが、大きな段ボールに本を山ほど詰め込んでしまい、普通の段ボールなら一人でみっつくらい重ねて軽々と運ぶ引越業者のスタッフが「あ、ダメだ...」とつぶやき、ひとつだけを重たそうに持っていったのを覚えています。あのときの引越業者さん、ごめんなさい。
荷造りをするときには基本的なテクニックがあります。これを覚えておくと、スムーズかつ安全に引越をすることができますよ。


□ 普段使わないものから片づける
読み終わった本、客用の食器、シーズンオフの洋服など、使わなくても困ることが少ないものから荷造りを。

□ 重たいものは小さな箱へ、軽いものは大きな箱へ
本や食器など重たいものは小さい段ボールへ、洋服や雑貨などかさばるものは大きな段ボールへ入れます。

□ 皿などの割れ物は縦に詰める
皿などの割れ物は一枚ずつ新聞紙などでくるみ、縦に立てて梱包すると割れにくいです。段ボールには「ワレモノ注意」と書いておくこと。

□ 液体の入った容器は口を止め、ビニールへ
調味料や洗剤などの液体が入った容器は、口の部分にラップを巻き、輪ゴムで止めて、ビニール袋へ入れます。段ボールには「ワレモノ注意」の表記を。

□ 何がどこに入っているかを書いておく
荷物を詰めた段ボールには何が入っているのか、また新居のどの部屋に運ぶのか(キッチン、トイレなど)を書いておきます。引越業者やお手伝いの人にもわかるようにしておくことがポイントです。

□ 配線はわかるように印をつけておく
テレビやビデオ、ステレオにパソコンなどの配線には、同じ色のビニールテープを巻いたり、同じ印をつけておくと、接続し直すのが簡単です。また、すぐに使いたい家電の配線は梱包せず、別で持っていくとすぐに接続できます。

□ 冷蔵庫・洗濯機は前日までに
冷蔵庫の中のものはできる限り食べ切ってしまい(残ったものは発泡スチロールやクーラーボックスなどで保管)、前日にはコンセントを抜いて、霜取り・水抜きをします。洗濯機も前日までに水抜きをしておきます。

□ 家具の配置を考えておく
事前に何をどこに置くのかは考えておきましょう。特に引越業者に依頼する場合は、搬入前にきちんと説明をします。一人暮らしでは、あとから大きなものを移動するのは難しいことがあります。

□ すぐに使うものはひとまとめに
新居・旧居ともに引越前・後に掃除が必要になりますので、掃除用具は他の荷物とは別に。また、展開・組立が必要な家具がある場合には、工具もすぐに出せるようにしておきます。また、タオルや洗面用具、化粧品、トイレットペーパーなど、引越の途中でも使いたくなるものも別にしておきましょう。翌日すぐに登校・出勤がある人は、引越の荷物にまぎれないよう必要な書類や教科書などをまとめておくのがおすすめです。

□ 貴重品類は必ず自分で管理をする
お金・通帳・高価な貴金属類などは、荷物とは別に自分で運んで。万が一紛失したときなど、トラブルの元です。



さて、次回は、「荷造りを遅らせる、こんな落とし穴に注意」として、ついつい荷造り中にやってしまいがちな失敗についてお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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