どうして敷金が戻ってこないの?

2009年12月18日 (金)

091218.jpg部屋を借りるときに必要となるお金のひとつが『敷金』。でも、このお金が、時にトラブルを引き起こすことがあります。

そもそも敷金とは「入居の際に賃料や契約不履行・借り主の過失等による損害など、その他債務を担保する金銭」を示します。もう少しわかりやすく説明すると、敷金は一時的に大家さんに預けておくお金です。もし家賃の未払いなど、借り主が支払うべきお金が支払われていなかった場合、その分は敷金から差し引かれます。ただし、何も負担すべきことなければ、本来は全額返還されるもの。
でも、それが返ってこないことがあるんです。それはなぜでしょうか。

借り主には「原状回復義務」という「部屋を借りたときの状態に回復して明け渡す」義務があります。「カーペットをタバコで焦がした」「窓ガラスを割った」といった故意や過失による損害は当然借り主が負担しなければなりません。ただし、年数によって「壁紙が汚れた」「畳が日に焼けた」といった自然消耗分は含まれないというのが、一般的な考え方。国土交通省によるトラブル防止のためのガイドラインでも示されています。

しかし、貸し主である不動産会社や大家さんの中には自然消耗分の清掃や修繕まで原状回復に含め、壁や床のクリーニング代やクロス、畳の張り替えなどの代金まで敷金から支払ったり、さらには敷金が不足したとしてさらなる請求をするところがあるようです。

最近でこそその風潮に変化が表れていますが、少し前までは敷金から原状回復の費用を支払うことを慣習としている不動産会社や大家さんも多くあり、借主が泣き寝入りしているケースも少なからずあります。敷金は、本来使われる理由がなければ返還されるもの。次回からの記事では、敷金トラブルに遭わないための注意点や、万が一遭ってしまったときの対処法などを紹介していきます。


さて、次回は、「敷金トラブル、実は入居前の行動が何より重要! 」として、部屋を借りる前に心がけておきたいことについてお届けします。どうぞ、お楽しみに。

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