不動産会社について知っておこう

2009年11月09日 (月)

不動産会社不動産会社は怖いというイメージを持っている人、いませんか。実は、私がそうでした。すでに部屋探しを経験している友人・知人から「強引に部屋をすすめられた」「スタッフがいかつい男性ばかりだった」なんて話を聞いていたからでしょうか。初めて不動産会社という場所に足を踏み入れるときには、とてもドキドキしたことを覚えています。

実際に何軒か回ってみると、とても親切で安心感のあるところから、無愛想でつっけんどんな対応だったところまで、また扱っている物件も広範囲に調べてくれるところから、地域は狭くとも地元密着の掘り出し物件を教えてくれるところまで様々。

不動産会社は、部屋を一緒に探してくれるパートナー。あなたに合う部屋を真剣に考えてくれるところが見つかれば、心強いこと間違いなしです。


● 不動産会社にも得意、不得意がある?

「シングル向けの物件が多い」「事務所や店舗を中心」「ファミリー向けの物件に強い」など、不動産会社によって扱う分野はそれぞれ。中には、格安物件にのみ特化したところなどもあります。

不動産会社選びのひとつの目安として、主要な場所に支店を設ける大手店舗なら、広範囲で物件を探すことが可能。一方で、駅前などにある古くからあるような店舗なら、地域密着型で地元の情報に詳しく穴場物件を扱っていることもあります。

初めての部屋探しなら一社で決めてしまわず、いくつか回ってみて、対応などを見極めながら、お付き合いしたい不動産会社を選びましょう。


● ある数字をみれば、不動産会社のキャリアがわかる!

不動産会社の情報誌やチラシ、店頭には「宅建免許番号」という数字が掲げられています。

      東京都知事(1)12345号


免許番号のカッコ内の数字で何度免許の更新を行ったかがわかり、これを見れば何年くらい不動産業を営んでいたのかが分かります。免許の更新は5年に一度なので、この番号が大きいほど営業年数が長く信頼度を測る目安にもなります。


● 仲介手数料がかからないことがある!?

部屋を借りるときにかかる費用として、『仲介手数料』という言葉を聞いたことがあると思います。

情報誌などを見た場合にチェックしたいのが「取引様態」。「貸主」「代理」「仲介(媒介)」の3種類があり、よくある不動産会社のほとんどは「仲介」を主としています。

 貸主 : 物件の持ち主。不動産会社が自社で所有する物件を賃貸する。
 代理 : 貸主本人に代わって、不動産会社が物件の入居者と契約を結ぶ。
 仲介(媒介) : 貸主から依頼された物件を賃貸する。

貸主から直接部屋を借りれば仲介手数料は不要。実際に出回っているのは仲介物件がほとんどというのが現状ですが、中には初期費用を抑えられる掘り出し物件があるかもしれません。


さて次回は、「不動産会社の探し方」として、不動産会社の見つけ方やアクセス方法についてお届けします。いよいよ、ここからが部屋探しの本番です。どうぞ、お楽しみに。

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